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レッドソックスファン~ボストン野球観戦記②~

ファンについては…。

う~ん、普通だったかなぁ。。。

というのが感想です。

レッドソックスファンと言えば、雑誌やインターネットの情報を見る限りは、「全米一熱狂的」「容赦ないブーイング」「レッドソックス狂」のようなことが書かれているので、それを想像していったのですが、意外と普通でした。
敵に対するブーイングもないし、拍手や声援も過去に観たL.A.やシアトルとの試合と大差ない。
まぁ相手が超格下のテキサスだったから、というのもあるかもしれませんが。
正直言って、拍子ぬけしました。

ただハッキリ感じたのは、L.A.やシアトルとの気質の違い。

L.A.はなんちゅうか、カリフォルニアの陽気な気質なんでしょうかね?
裸で踊ったり、ぶんぶんTシャツを振りまわして応援したり、途中でビーチボールをトスして回したり…。
とにかく観客のノリが良いんですよ。

それに対してシアトルは、観客が真剣に見入っている。
そこまで細かく見てるか?と驚くほど見入っている。
審判の判定へのブーイングなんて、間髪入れずにですからね。
野球談議も知的な雰囲気があって、彼らは心底野球が好きなんだろうな、というのが伝わってくる。

ボストンはその中間。
両方の良いところを合わせ持ちながらも、(少なくとも僕が目にした限りでは)L.A.よりかは大人しく、シアトルよりかは真剣に野球に見入っていないように感じました。

まぁ僕の期待値が高すぎたから、そう思うんでしょうけど。
少なくとも、東京ドームの内野席よりはずっと真剣に見ているし、質の高いファンだとは思います。
ただ甲子園よりかは熱狂度薄いんじゃないかなぁ…。(甲子園の阪神ファンを見たことがないんで、予測ですけど…)

さて、そのレッドソックスファンに対して、2つのシーンで不満を感じることがありました。
両方とも松坂が投げている試合です。
それだけ書かせてください。


■ シーン1

6回1死1塁で、OPSリーグ1位の4番M・ブラッドレーを迎えたシーン。
松坂の投球数は約90球。おそらくこの回か次の回がラストイニング。
次の回を投げたとしても下位打線なので、松坂にとっては明らかにこの場面が試合の山場。
観客としては真剣に見入りたいところなのに…。
ここでウェーブがはじまるんです。。。
球場全体でウェーブをしだすんですよ。
これにはガッカリ。
彼らが試合の山場を理解しているのかどうか?
もししていないのなら、言われるほど質は高くないのでは?と感じました。
ちなみに僕は、彼らへの抗議の意味も込めて、ウェーブには参加せずに松坂の投球を見守りました。

■シーン2

7回2死から松坂が連続四球。
打者は首位打者のI・キンズラー。
そのキンズラーへも3ボール、1ストライクとなり、3連続四球のピンチ。
そこでストライクを投じてフルカウント。
普通ならここで、このストライクが入った瞬間に全員スタンディングオベーションで松坂を応援して良いはずなのに…、少数の観客しか立ち上がらない。。。
この点にも不満でした。


まぁ、前述したように僕の期待値が高すぎたのと、松坂への個人的感情が強いからこそ、そう思っただけなのかもしれませんけどね。
そういうのを抜きにすれば、質の高い熱狂的なファンだったとは思っています。

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フェンウェイパーク~ボストン野球観戦記①~

■重厚な造り、街並に調和した造りの外観
■観戦意欲を掻き立てる、ノスタルジーなオルゴールの音色
■低く渋く、気どったアナウンスの声はかっこいい
■でっかいソーセージの乗ったフェンウェイフランク
■え!?ビールは$7もするの?
■「ハッドック!!(ホットドック)」「ピーナッツ!!」。まるで怒っているような売り子の掛け声
■縁日のような騒ぎの“YOUKEY WAY”(球場前の通り)
■その「YOUKEY WAY」は入場にチケットが必要。
■グリーンモンスターの真下には、実はスポーツバーがある。
■年期の入った古い椅子
■グランドを間近に感じる低い造り


思いつくままに書き綴ってみました。
僕にとっては、すべてが新鮮でした。
ただ、日本と比べて特別優れていると思っていないのも事実。
日本には日本の良さがあるし、僕がアメリカ人だったら、日本の球場を観た時にやはり同じように新鮮さを感じていると思う。
たまたまアメリカの球場を見て、その新鮮さに感動しただけであって、特別に優劣をつけるつもりはない。

でも、フェンウェイパーク(アメリカの球場?)が明らかに優れていると思ったことはあります。
それはスクリーンに表示される情報の質量。
フェンウェイパークでは次の情報が常に見られる状態でした。

・選手の細かなデータ
 ※打者→打率、本塁打、打点、出塁率、長打率、生年月日…
 ※投手→勝、負、防御率、投球数、ストライク数、ボール数、ストライクの%
・そして一球ごとにスピードに加えて、球種が表示されるのです!

これだけあれば、選手名鑑はいらない。
常時選手のデータが確認できるので、コアな野球ファンにはたまらない情報なのです。
打者と投手がどんな成績で、今はどんな状況だから、どんな事態が予測されるか…?など想像しながら野球観戦を楽しめるのです。
ストライク・ボールの比率で、その日の投手の状態が分かるし、球数が分かるから先発投手の交代も予測がつきやすい。

これは日本でもおこなった方がよいし、これだけは明らかにフェンウェイパークの方が優れていると感じたポイントでした。

ちなみに、グリーンモンスターには入れませんでした。
試合前に見学しようとしたら、「チケット見せてください」と追い返されてしまった。。。

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ボストン野球観戦記~序章~

駅を降りると、選手の背番号の入ったユニフォーム、Tシャツを着た人たちの群れ。
その人たちについて歩いて行く。
フェンウェイパークとの“初対面”に心踊らせながら歩いて行く。

ある一画を曲がった時…。
「ウォーーー!!!」と響き渡る大歓声。
そして次の瞬間「ブゥーーー!!!」とこだまする大ブーイング。
音の鳴る方向を見ると…。
重厚な造りのフェンウェイパークが目に入ってきたのです。
その瞬間のゾクゾク感…これは忘れられない。

驚いたのは、建っている場所の近さです。
もう街角の一郭に調和しているように、なんの違和感もなくそびえているのです。
「ここは野球場ですよ」と明らかに分かる普通の“野球街”とは違う。
その光景に、レッドソックスやフェンウェイパークが、ボストン市民にとっての生活の一部になっているのを見てとれたような気がしました。

さて、外観から見えるスコアボードに目をやると…。1回裏で「10-0」。

え~~~!?
さっきの大歓声、大ブーイングに、このスコア。
一体何が起こってるの!?

気になっていると、球場周辺にはいくつものスポーツバーがあり、中には10台以上のTVモニターがあります。
路上からも見られるようになっているので、立ち止まって試合を確認してみる。
そこですべての状況が分かりました。

さっきの大歓声は、オルティーズがセンターに特大の満塁弾を放った時の歓声。
そして大ブーイングは、ユーキリスが打席に入る時の“YOUHHHHHK!!”のコール。
ブーイングに聞こえると雑誌で読んだことがありましたが、本当に間違ってしまったことに何だか嬉しさを感じます。

この日は、そのままスポーツバーに入り、ボストンでの初めての食事をとりながら観戦。
実はこの日はボストン初日で、宿についたのが18時。
気持ちが高まり、居ても立ってもいられず、すぐに荷物を置いてフェンウェイパークに向かっていたのです。

こうして始まったボストン野球観戦旅行。

帰国してから2週間…。
感動が大きすぎて、どう文章にすればよいか分からず、観戦記を書けないまま時間が過ぎていきました。
その状況は、帰国直後も今もあまり変わっていないので、3つのテーマに分けることだけを決めて、思うがままに書き残していきます。

テーマは次の3つ。

(1)フェンウェイパーク
(2)レッドソックスファン
(3)松坂大輔

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