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メジャーより上原がおもしろかった

「巨人×アスレチックス」をTV観戦してました。


「日本で観るメジャーの試合はつまらない」というのが僕の持論です。
理由はいろいろあるんです。

・“スタジアム”と“ボールパーク”のちがい
・鳴り物応援がなくて静か
・かといって、日本人は米国人のようなスタイルで応援できない

…とかいろいろね。

でも、ちょっとだけチケットとらなかった後悔もしてます。。。
ま、それは良いとしてです。

今日の試合、異常にゴロが多くてフライが少なかった気がしてます。
たぶんアスレチックスの投手がツーシーム系のボールを多投してたんでしょうね。
沈むボールはゴロを打たせやすいんです。
でも、同時に思ったのが、上原もまったく同じなんですよね。
うまくつまらせてましたね。
去年までほとんどお目にかかれなかったあのシュートはおもしろい。
あとは本人は「遊び」「シーズン中はほとんど使わない」と言ってたけど、90km台のスローカーブもおもしろかった。


今年の上原、変わりましたね。
これは投球スタイルだけじゃなくて、“ハート”。“マインド”的な部分もそうです。


実は近年の巨人にいわゆる“エース”っていなかったと思うんです。
僕がガキの頃は「斎藤・槙原・桑田」が3本柱として存在してたけど、それ以来“エース”がいない。
上原がそれに勝るとも劣らぬ存在だけれども、何かモノ足りない。
「何か」って何だろう?…と思ってたら、ノムさんの『巨人軍論』に書いてました。


「斎藤雅樹、槙原寛己、桑田真澄のあと、名実ともにエースと呼べる投手は見当たらない。いまは上原浩治がその座にあるのだろうが、私が見るところ、彼は能力的には充分エースと呼ぶに値するものの、心理面ではまだその域に達していない。『チームの鑑』になっているとは思えない。」


うわっ。さすがノムさん。
俺が思ってたこと、そのまんまやん!
うまく説明してくれてる、と思いました。

そう、上原に足りないのって、中心選手として、チームの模範になっているかどうか?
いわば、「エースとしての自覚」っちゅうか、“マインド的”な部分だったんですよね。
今までの彼はあまりにも自己中心的すぎた。
だからどれだけ勝っても、凄いと思わないし、むしろ腹立たしく映ってしょうがなかった。

だけれども、変化の兆しが強く見えたのは、去年辺りからでしょうか?
抑えを任され、今までと全くちがった面からチームを支え、そして五輪予選で投手のリーダー役を務めたあたりから目に見えて変わりだした。
なんか選手たちの模範になっているような気がします。
※今日のインタビューで“ガイジン”と言っちゃってましたけどね^^;。

だからこそ、今年先発に戻って、かつての斎藤・槙原・桑田に匹敵する働きをしそうな予感がするんです。
今までのストレート、フォーク主体の投球から、今年はシュート系や、カーブを多投してみたり、いろんな挑戦をしているのも、他の投手とはちがう領域でチャレンジしているように見えてくる。
単に変化球を増やそうとする若手とはちがって、考えているのがハッキリ分かるんです。
何かしてくれそうな予感がするんです。

僕のようなファンからも、信頼される。

これって凄いことだと思います。


今日の上原の投球は、そういう意味でおもしろかった。
いや、今年の上原は、例年になくおもしろい投球を見せてくれそうです。

球威はないけれども、コントロール抜群。そしてテンポも良い。
その上で、シュート・ツーシームを多投する、今までの日本人にはない投球。
もしかすると“軟投派”の投手では「過去最高の魅力」を持った投手に化けるかもしれません(少なくとも僕の中ではそうなりそうです)。
そしてリーダーとしてどのようにチームを引っ張っていくかも楽しみ。

なんか僕、巨人ファンに戻りそうです。
これについては、また次の話で…。

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