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プレイオフの駆け引き

パ・リーグのプレイオフ争いが熾烈になってきました。
焦点は主に2つ。
・ソフトバンクと千葉ロッテの「ゲーム差5」争い
・西武とオリックスの3位争いです。

3位争いは分かりやすいが、「ゲーム差5争い」って何ぞや?と思った人へ。
1位と2位のゲーム差が5以上ひらくと、1位チームにプレイオフ1勝のアドバンテージが与えられるのです。
これは大きいですよね。
勝率.672と、無敵を誇るソフトバンクに初めから1勝が加わる。
ドラクエでいうとゾーマがバラモス従えて現れて、しかもベホマとザオリク使えちゃうくらいの絶望感です。

そんなだから、ロッテもプレイオフ進出が決定しても気を抜かずに戦い続けれなければいかんのですが。
これって、ロッテだけじゃなく3位を目指す西武やオリックスにも降りかかる災難なんですよね。
西武がオリックスに競り勝ち、なんとか3位で滑り込みプレイオフ進出、2位のロッテを倒してさぁボスキャラソフトバンクだ!、となったときに、「ガハハハハ、ワシはもう1勝しとるぞ。去年のようにはいかんぞ」となったらガックリですよね。

だから、ロッテと西武、オリックスは共闘しなければいかんのです。
3チームで結束してソフトバンクを倒す!
(そしてできれば西武とオリックスはロッテには負けてあげる)
プレイオフに自チームが進出した際に、少しでも条件を有利にしなければいかんのですよ。

それだけに昨日の西武VS千葉ロッテは痛々しかったですね。
ソフトバンクとロッテのゲーム差は4、西武とオリックスはゼロ。
どちらも負けられないのです。
特に西武側からしてみれば、残り試合はひとつでも多く勝たねばならない、しかしここで勝っちゃうと(ロッテが負けちゃうと)ソフトバンクにアドバンテージ1勝がつく可能性が増える。
ロッテには勝ってほしいけど、自分らも勝たねば…。
どうすりゃいいんだ~~~!!!
となるわけです。

結果西武がロッテに勝ち、ソフトバンクがオリックスに勝ったため、ソフトバンクとロッテのゲーム差は5、西武とオリックスは1となりました。
西武にすりゃ、肉を切らせて骨を断つ。
しかし、もし西武がオリックスと5ゲーム差くらい離れていたら、わざと負けていてもおかしくない試合でしたね。

こんなところにも表れるプレイオフ進出への駆け引き。
今日も要注目です!

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星野の巨人監督は是か非か?

来季監督に星野仙一就任か!?
はたまた原辰徳か?
江川、中畑も候補。

巨人の来季監督問題がスポーツ紙、週刊誌を賑わせています。
良い話でも悪い話でも、ネタとしてあがってくるのが巨人人気のパロメーター。
今年に入って、特に週刊誌では、巨人ネタが少なくなっていたのが淋しかったことを考えると、なんとなぁく以前の巨人に戻ってきたかなぁ、という気もしてきます。

さてこの監督問題ですが、もし仮に星野が就任するとなると、巨人の歴史上史上初の外部からの招聘ということになります。
そこまでして「巨人を変革したい」という球団幹部の意気込みは凄いと思うし、評価してあげたいです。
しかし僕が疑問に思うのは、「星野ってそんなに凄いの?」ということ。

中日、阪神時代を通じて、優勝回数は15年間で3回。
日本一はゼロ。
勝率は5割を上回っていますので、合格点ではあると思います。
でも「15年間で3回の優勝」というのは平々凡々な数字に思えてしょうがないのです。

ではなぜ星野がカリスマ的存在として崇められるか?
それは、Bクラスの常連だった阪神を17年ぶりの優勝に導いたからでしょう。
でもその阪神だって、金本、片岡、伊良部、アリアスなど、他球団の4番・エース格を補強して、それをうまく活用できたから優勝できたのであって、それは巨人と何ら変わりはないと僕は思うのです。
もし同じことをするならば、「若手を起用してスピーディーな野球を…」と改革を意気込む巨人の方針に合わないのではないかと思います。
それならば、就任一年目で、巨大戦力に若手をうまく融合させて日本一を達成した原辰徳の方が今の巨人の方針には合っているんじゃないかと。

僕は星野の監督起用は、「戦力的な改革」ではなく、「経営的な改革」になると思うんですよね。
要は新たなファン層の開拓です。

確かに原・江川の人気を侮ってはいけません。
僕ら20代中盤から30代にかけてのファンにとっては、原辰徳は、今の50歳以上の方々にとっての長嶋茂雄と同様にカリスマ的存在です。
もし原が戻ってくれば、堀内のつまんねぇ野球で巨人を離れてしまったファンがもう一度戻ってきて、巨人は活気を取り戻せるでしょう。
しかし、それはあくまで“過去の巨人ファン”を取り戻すための策にすぎません。
“新たな巨人ファン”を開拓するには、原・江川とは違った部類のカリスマの力が必要なのです。
それが星野仙一だと思います。

正直なところ、僕は星野には巨人の監督になってほしくありません。
原・江川が自分の野球観、理論でチームを再建する姿を見てみたいと思っています。
しかし球団幹部が、新たなファン層を獲得するために星野を監督に招聘しようと考えているならば、それには賛成します。
でも、もしただ単に強い巨人を取り戻すためだけに星野を呼ぼうとしているのであれば、それは意味のないことです。
同じことなら原・江川で星野以上のことを出来るはずなのですから。

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