« June 2005 | Main | August 2005 »

若大将が復帰する!?

客人「直さん野球好きなんですかー?」
自分「ハイ(にっこり)」
客人「どこのファンなんですか?」
自分「昔は巨人ファンだったんですけどね。今はアンチでして。強いてあげるなら『松坂世代』ファンですかね」
客人「???(キョトン)」

この2年間、初対面の人とよくこういう会話が交わされました。
そのたびに会話が成り立たなかったり、こいつ頭おかしいんちゃうか?と思われたり…。
ウソをつけない不器用な性格なので、「巨人ファンです」とか、そうでもなくても適当に「西武ファンです」なんて言えないんですよね。
でも以前にもコラムを書いたように、本当は巨人ファンに戻りたいんです。
勝ってほしいとは思わないけど、巨人が気になって気になってしょうがないんです。
そんな複雑な気分で過ごしたこの1年半。

いよいよ堂々と巨人ファンを宣言できる日が訪れるかもしれません。
再び東京ドームのライトスタンドや、神宮のレフトスタンドでオレンジのタオルをぐるぐる回せる日が来るかもしれないのです。

この記事をご覧ください。
フロントが若大将原辰徳に監督就任要請をおこなうようなのです。
僕が「アンチ巨人宣言」をしたのも、もとはと言えば原が辞任して「晴天の霹靂」で堀内が監督に就任したのが直接の原因です。
生え抜きの若手中心でチームづくりをしようと計画していた原が戻ってくるというのであれば、僕も巨人ファンに戻らない理由はないのです。

もちろん、就任要請がおこなわるというのは正確な情報ではないですし、それを原が受諾するとも限りません。
でも原復帰を誰よりも熱望する者としては、2002年の再来を想像せざるを得ません。
いったい“原監督”なら、今の巨人をどう再建していくのか?
まずは1~2年でローズ、江藤、工藤を粛清。
心苦しいですが清原、桑田もその対象になるんでしょうな。
小久保は本当ならソフトバンクに返却すべきだけど、今の巨人には彼以外に本当の意味で4番を打てる打者はいない。
そうなると小久保は残すとして、相性がよくない仁志はどうかな?残してもらえるかな?
とか考えちゃいます。
自分なりに原監督の2006年スタメンオーダーをシミュレーションしてみました!

1.清水(左)
2.二岡(遊)
3.高橋由(右)
4.小久保(三)
5.阿部(捕)
6.仁志(二)
7.斉藤(一)
8.矢野(中)

だいぶ、スリムでバランスが良く、かといって決して見劣りするオーダーではないですよね。

コーチ陣はどうなるんでしょうね?
ゴルフ仲間内閣と呼ばれた“仲良し集団”が再び召集されることを期待します。
ヘッドコーチ鹿取はひょっとしたら難しいかもしれませんが、ここに栗山英樹が入ればおもしろいですよね。

何はともあれ来年が楽しみ!!
松坂がメジャーにいったあとの野球観戦は、週末の東京ドーム・神宮になりそうですな。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

自業自得だった江藤智の選択

華々しく巨人に入団したものの、長嶋茂雄が監督になり「補強戦略」に走ってしまったがゆえに、不幸にも志半ばで引退せざるをえなかった選手はたくさんいます。

前年に67試合で15本塁打を放ちながら、翌年は同ポジションにハウエルを入れられて引退に追い込まれた原辰徳。
200勝が目前にせまりながら、次々と先発投手を補強したがために出番がなくなり引退した斎藤雅樹。
同じく順調にいけば200勝できたのにも関わらず、リリーフにまわされて念願叶わず引退した槙原寛己。
引退はしていないが、同じ状況に追い込まれて200勝が未達におわりそうな桑田真澄。
同じく引退はしていないが、類稀なる才能を活かせなかった元木大介。

長嶋茂雄が監督だったために不幸をみた選手は他にもたくさんいます。
しかし、この男の不幸だけは長嶋のせいではない、自業自得である、とハッキリ言える選手がいます。

それが江藤智。

2000年にFA権を行使して巨人に入団。
直前まで横浜入団が濃厚と思われていたが、「横浜にはサードに進藤がいるので入団できない」という意味不明な発言をして巨人入団。
巨人のサードのレギュラー元木を控えに追いやってレギュラー定着。

ここまでは計算どおりでしたが、フルに活躍できたのは32本塁打の00年と30本塁打の01年のみ。
02年以降は、18本塁打→17本塁打→4本塁打、そして今年はこれまで0本塁打と、年々下降線を辿り、ついには引退の危機まで訪れています。

彼にはまだ一線で活躍する力はあるんです。
おそらくフルに出場すれば20~30本は打てるでしょうし、打率も2割7分以上は残せるんじゃないかと思います。
ぶっちゃけ清原よりチームの勝利に貢献できるのではないか、とすら思っています。
しかし、悲しいかな彼はあまりにも地味すぎるためにレギュラーの機会をもらないのです。
そして代打生活ではリズムがつくれずに、結果を残すことができずにいるのです。

一見すると江藤は、長嶋以来の「補強戦略」の被害者のひとりといえるかもしれません。
しかし僕は、彼の場合は「被害者」ではなく、「自業自得」であるとしか思えません。

彼の誤算は自己分析ができていなかったこと。
彼は、自分があまりにも地味すぎることを分かっていなかったのです。
これだけ大砲が揃っている巨人の中では、よほどの実力があるか、もしくはセールスポイントとなるパーソナリティを持っていなければ通用しません。
分かりやすくいえば、ファンから支持されるだけの個性がなければならないのです。
清原、由伸、小久保、ローズにはそれがあります。
しかし残念ながら彼は、巨人の中では平凡な実力であり、突出した個性もないためにレギュラーをいただけなかったのです。
ちなみに04年のペタジーニもまったく同じです。

現在江藤の通算本塁打は349本。
350本目前のところで足踏みをしております。
江藤が広島でプレーした10年での通算本塁打は248本。
江藤が巨人でプレーした6年での本塁打は101本。
もし広島に残って、あるいは横浜に移籍してレギュラーに定着していたら…。
そしてこの6年、実力を発揮して毎年30本塁打を打ち続けていたら…。
通算428本塁打を放っていたのです。
まだ35歳なだけに、その後も40歳まで25本塁打ペースで打ち続ければ通算550号で、歴代4位に浮上することも可能だったのです。

人生の岐路で選択を間違えた。
そしてそれは自業自得の過ちだった。
実力はあっただけに残念な選手です。

| | Comments (0) | TrackBack (3)

やはり気になる堀内采配

久しぶりにナイター中継を見ていたのですが、やはり堀内采配の稚拙さが気になります。
今日最も気になったのは投手交代のタイミングで2点。

まずひとつは、1-0で迎えた6回裏、2死1・2塁で打者川中の場面です。
次打者は投手のマレンなのですが、ネクストバッターズサークルには斉藤が準備をしていました。
ちなみにマレンの6回までの球数は106球。もう1回は投げられます。
このチャンスに川中は凡退で攻撃終了。
7回表にマウンドに向かったのは先発のマレン。
といった場面でした。
これについて僕は、もし川中が出塁していたらマレンには代打が送られたのか?というのが無償に気になったのです。

結論からいうと、これはとってもナンセンスな判断なんですよね。
この場面の正解は、マレンにはどういうケースになっても代打は送らない。
7回まではマレンに任せるべきだったのです。
理由は2点。

ひとつは状況です。
1-0という最少得点差。
ここまでマレンは好投。
チームはリリーフ投手に不安をかかえている。
それなら、約30%の確率しかない2点目を狙うより、マレン続投で7回まで0点のままのりきる可能性を求めるべきなのです。
これが4-3なら、また話は違ってくるんですけどね。
その場合は、打順がまわろうがまわるまいが、マレンは6回で降板。
7回からはリリーフをつぎこまなければなりません。

もうひとつの理由はリリーフ投手の準備です。
次の投手は林と決まっていたのでしょうか?
仮に決まっていたとして、林はマレンに打順がまわるか否かで、7回からの登板か8回からの登板かが決まってきます。
つまり自分がどのタイミングで登板するのかが見えてこないため、心の準備がしづらくなるのです。

今回はたまたまスムーズに完封リレーができましたが、これを続けていると必ずボロがでる。というよりおそらくボロがでているから負けているんでしょうね。
堀内監督は投手出身なのだから、そのくらいの配慮はあってほしいものです。

もうひとつ気になったのも似たようなケースだから困ったものです。
1-0で迎えた8回裏、2死1・2塁で打者は川中。
ベンチ前では8回からマウンドに登っている林がキャッチボールで肩をならしているのですが、ネクストバッターズサークルには江藤がいるのです。
結果は川中がタイムリーを打ち、次打者林に対して代打江藤。
9回は久保がマウンドに登りました。

これも言いたいことは同じです。
9回も林でいくと決めているのなら、どんな状況でも林でいくべきなのです。
ましてや林に打順がまわる前に追加点が入ったのだから、代える理由は余計にありません。
百歩譲って1-0、2死満塁で林なら、代打江藤で追加点狙いもありかもしれませんが、2点目が入っているのだからあとは当初の予定どおり林を信じればいいのです。

今日僕はたまたま、この2つのバッドケースを目のあたりにしました。
1試合見ただけでたまたま目のあたりにしたのです。
おそらく4月から似たようなケースで失敗したことが何度もあるのだろう、と思わざるをえませんでした。
それが大量借金の5位、という結果につながっているんでしょうね。

ちなみに別件で気になったのがもう1点。
なぜ亀井がスタメンででているのかが気になりましたね。
たしかに亀井はよく打っているんですよ。
でも同じポジションに4割打者の矢野がいるのも事実なんです。
なぜ矢野をスタメンで使わずに亀井を使っているのか?
おそらく相手投手が右か左かで使い分けているのでしょう。
実績の少ない若手はどんなに数字を残していても投手の利き腕によってでしか使わない、というのはナンセンスですし残念ですよね。
それが4割打者なのだから尚更。

これでは質量ともに豊富な選手たちを抱えながら、最下位争いに甘んじているのも納得できます。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

松坂VS若鷹3投手

杉内俊哉、和田毅、新垣渚。
ソフトバンクホークスの「松坂世代」3投手ですが、彼ら本当にいいライバルだなぁと思います。

彼ら3人がそろい踏みした初年は、和田が14勝5敗でアマチュア時代の実績No.1の実力を証明しました。
すると翌年は新垣が11勝でチーム最多勝を獲得。
今年は出遅れた感のあった杉内が、ここまで12勝をあげてパ・リーグ最多勝、防御率1位を独走しています。

同じチーム、同じ環境に強烈なライバルがいて、刺激を与え合っていることが活躍につながっている面もあるでしょう。
彼らはまだ25歳。
この先移籍がなければ、10年は互いに切磋琢磨しながら活躍していくんでしょうね。

おもしろいのは、この3人が西武戦で松坂に挑むときです。
「西武VSソフトバング」で、松坂が登板すると、たいていこの3人の誰かにあたります。
そしてたいていは、松坂が勝ちます。
正確なデータがないので分かりませんが、僕の感覚だと松坂の10勝3敗くらいじゃないでしょうか?
松坂サイドからすると、「さぁ今度は誰がくる?」「また叩きのめしてやるぜ」「早くここまで上がってこい」といった感覚なんでしょうかねぇ?

この3人の中で誰が頭ひとつ飛び出して、松坂についていくのか?
「松坂世代」をマラソンに例えると、現況は松坂が先頭を独走、第2集団を杉内、和田、新垣が走り、第3集団に木佐貫、久保(巨人)、村田、藤川、久保田、久保(ロッテ)、赤田、森本らが団子状態で走っている絵図が想像できます。
まだスタートしてから10km地点。
第2集団が、トップに近づいていくのか?
第3集団を飛び出しくる選手がいるのか?
まだまだ見逃せません。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

本当に万全なのか?

久々にプロ野球の順位表を見たのですが、阪神が首位を独走しているのを見て驚きました。
2年前に比べて全然盛り上がってないじゃん??ってね(笑)

でもシーズン前から今年の阪神は強い、という感はありました。
最も嫌いなチームなので絶対に首位に予想をしたくはなかったのですが、最も優勝に近い位置にいるのではないか?とも思っていました。
いちばんの理由は打線の組み替えですね。
赤星を1番に、今岡を5番に組み替えた。
これによって、赤星がバッティングの自由度があがり、より彼の出塁数が増えます。
つまり盗塁のチャンスも増え、彼の足がより活きてくるのです。
今岡の5番も適任でした。
阪神の場合、4番金本の出塁率が異様に高いですから、必然的に5番にチャンスが巡ってくる打線になっています。
その反面、金本の本塁打も多いので、走者なしでまわってくることも多いんですね。
ここで必要になってくるのは、長距離打者より中距離打者。
走者がいれば、それを返して下位打線につなげる。
いなければ、自らが塁にでて下位打線につなげる。
下位打線に矢野という好打者がいるだけに、5番のチャンスメークが重要になってくるのです。
今岡のような勝負強い中距離打者は、5番に適任だったといえるでしょう。

ただひとつ気になるのが、リリーフ陣。
先日ナイター中継を見ていて、実況が「阪神磐石のリレー」と話していたので、気になって調べてみました。
藤川、ウィリアムス、久保田。
3人とも防御率2点以下で、藤川に至っては1.05という驚異的な数値を記録しています。
これは確かに「磐石」といえます。
しかし、逆に僕が注目してしまったのは、藤川とウィリアムスの登板数です。
藤川が43試合、ウィリアムスが37試合。
阪神の消化試合数は7月2日時点で76試合。
このままのペースでいくと、藤川が82試合、ウィリアムスが71試合に登板することになります。
ちょっと多すぎないかな?夏場は体力が持つのかな?と疑問に思ってしまいました。

何度か当ブログでも申してますが、僕はリリーフ投手にも決まりごとを作るべきだと思うんですよね。
中継ぎ投手は、「最長3イニング、連投は2試合まで、1週間に2~3試合、最低でも週1回は登板させる」など、1年間コンディションを整えて万全で投げるための決まりごとを作るべきです。
クローザーなら「最長2イニング、連投は3試合まで、以下同文」といったところでしょうか。

ウィリアムスと藤川がどのようなペースで、またどういうケースで登板しているか、細かいところまでは分かりません。
でも単純に数字を見るだけだと、このペースはやばいだろ?と思ってしまいます。
逆にいうと、彼らがバテる可能性のある夏場が他球団にとってはチャンスでしょうか?
特に「死のロード」がある8月の2週間ですよね。
中日の監督さんあたりは、そこに照準を定めているんじゃないかと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

孤独なエース③

「誰も言わないので自分が言います。球際に弱い選手が多い。自分を含め、1つ1つのプレーが軽すぎる。もっと気持ちを込めないと」


松坂の発言が波紋を呼んでいます。
野手批判だ、内部批判だ、いろいろ言われています。

僕は松坂の気持ちはよく分かります。

もし松坂が来年はメジャーに挑戦するつもりでいるとしたら…。
今年の成績が移籍先や契約条件に大きく影響してきます。
過去の実績はもちろんですが、直前の成績が最も大きく条件面を左右するはずなのです。
それを意識して万全の準備を整えて臨んだシーズン。
実際に状態も良い。
防御率は過去最高のペースで推移している。
なのに勝てない。
どんなに好投しても、打線が、守備が、リリーフが足を引っ張って「勝利」がつかないのです。

おまけにライバル杉内が順調に勝ち星をあげている。
これまで松坂世代の最多勝利数は、松坂の16勝(99年、03年)。
このままいくと杉内はこれを超えて、松坂世代初の20勝を達成します。
今年は20勝を目標にシーズンインし、実際にそれに見合う投球をしている松坂にとってはもどかしいでしょうね。
ダイエーのように、野手が協力的であればとっくに10勝以上してるんですから。
ライバルに抜かれるということはプライドが許さないことでしょう。

僕はおそらく松坂は来年メジャーに行かないだろうと思っています。
理由は上記の2つ。
「今年の成績が悪いこと」と「ライバルに抜かれたこと」です。
この2つの条件をクリアしてからメジャーに挑戦するんじゃないかと思っています。

ただ、メジャー挑戦というのはタイミングもありますからね。
最も気持ちが乗っているときじゃないといけないと思います。
全盛期に訳の分からない理由で移籍を諦め、今年再度挑戦して3Aに定着している人もいることですし。
松坂にとっては、本当は来年がベストだと思うんですよね。

もし僕の予想どおり、松坂が来年のメジャー移籍を断念したとしたらですよ。
西武の野手の責任は重いです。
日本が誇る最高の投手の可能性をつぶすことになるかもしれないんですから…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« June 2005 | Main | August 2005 »