« May 2005 | Main | July 2005 »

元木大介

「イチローに匹敵する打撃センスを持っている」

「うるぐす」だったか「サンデー・ジャパン」だったかで、江川卓が元木をこう評していたことがありました。
もっともそのあとで、「練習量はイチローの方が○倍上」と補足していましたけどね。

当時そのコメントを聞いた時は「また江川の視聴者向けの大袈裟な表現か…」と思わず苦笑してしまいました。
しかし、毎年オープン戦の元木を見ていると、あながち大袈裟でもないなと思ってしまいます。
あの右方向へおっつけ、ライトの前にポトリと落とす打撃は、芸術的なものがあります。
それだけにシーズンがはじまると、出番があたえられず、調整がうまくできなくて成績を残せなくなるのが残念なのですがね。
フルに出場する機会を与えられていれば、一度くらい首位打者をとれてたんじゃないかと思います。

「何を考えているか分からないから嫌」と相手投手に言わせる打撃スタイル。
元木の場合はただの「不思議くん」ではなく、独自の野球観がそれを実現させているのでしょう。
高校時代はパワーヒッターとしてならしており、プロ入り後に「巧打者」に変幻したというところにも、野球センスと柔軟な環境適応力を感じとれます。
普通パワーヒッターとしてプロに入った選手は、なかなかプライドを捨てきれないものですからね。(仁志が良い例です)
上位打線も下位打線も打てるし、内野はどこでも守れる器用さも備えています。

センスもあるし、使い勝手もよい。
なのになぜ大成しないのか?
けっきょく、巧打が売りなのに、鈍足だから使ってもらえなかったんですよね。
巨人の場合、鈍足選手はパワーヒッターじゃなきゃ使ってもらえないのです。

まだ一度も規定打席に達したことのない天才打者、元木大介。
90年代の巨人に入団し、監督が長嶋茂雄だったがゆえに陽の目を見ずにピークを過ぎようとしています。
幸い今年は、ライバル仁志の怪我で、チャンスが到来しています。
そしてそのチャンスを活かしている今。
江川に「イチローに匹敵するセンス」と言わしめたその実力を見せる最後のチャンスかもしれません。


P.S.交流戦終了。マンデーパ・リーグ復活で、松坂のローテーションがやっと動きだしました。
   このまま動けば、7月9日(土)に西武ドームで登板かな?
   開幕以来の観戦に行ってこようかと計画しています。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

孤独なエース②

松坂の成績が相変わらず振るいません。
現時点で4勝8敗と、パ・リーグワーストの負け数になっています。
ちなみに楽天の岩隈もまったく同じ数字ですが、防御率は2倍以上のひらきがあります。
岩隈の5.42に対して松坂は2.14。
今年は杉内と渡辺俊が好投しているため、松坂は彼らに次ぐ3位ですが、例年ならトップを独走している数字です。
ついでに奪三振数は114でパ・リーグ1位なのです。

このペースでいくと8勝16敗になります。
4月23日の「孤独なエース」で「6勝18敗、防御率1位、奪三振1位の成績を引っさげてメジャーデビューというのもいいのでは?」という皮肉を書きましたが、現実はそれに近づいてきました。

まったくもって松坂登板日に限って打てなくなる西武打線が意味不明です。
付け加えると“強力西武打線”がなぜ松坂登板日だけは“楽天打線”になるのか?
ちなみに今日初勝利をあげた涌井君の登板日も西武打線は見事に沈黙するんですよね。
西武ナインは横浜高校に恨みでもあるんでしょうかね?
2人揃ってベイスターズに移籍したほうがいいんじゃないでしょうか?

話は変わりますが、横浜の古木もずいぶん冷遇されてますよね。
普通なら不動の4番佐伯に変わってスタメンに入るべき実力の持ち主であるはずです。
少なくともDHのある交流戦では常時スタメンで出場してもよかったはず。
なのに鈴木尚典より冷遇されてるってどういうことなんでしょ?

松坂は打線との相性が悪いし、古木は監督との相性が悪いんでしょうかね?
実力が直に結果に結びつかない野球ってややこしいです(笑)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« May 2005 | Main | July 2005 »