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5年遅かった500号の価値

4月29日、巨人の清原和博選手がついに(やっと?)通算500号本塁打を達成しました。
500号本塁打は史上8人目。
史上32人の2000本安打と比較すると、その価値の大きさがよく分かります。

ただこの数字は、清原本人の口からも出たように「20歳の頃から今のようにトレーニングに励んでいれば30歳前半で達成できた数字」という見方でもできます。
たしかに200号本塁打までを史上最年少で通過しながらその後失速、ここ7年は30本塁打を打っていないことから考えると「5年遅かった500本到達」とも言えます。
しかし僕は苦しんで到達したからこそ価値のある数字だと思います。
そして現役生活をトータルで捉えた時、最終的に数字を伸ばすのは"30歳前半で到達した清原"よりも"37歳で到達した清原"だとも思っています。

挫折を知らずにスムーズに500号に到達していれば、30代中盤で挫折を経験した時に、ひょっとしたらすぐに引退していたかもしれません。
散々苦しい思いをして、精神的に強くなったからこそ、今の清原和博ができあがったのです。
清原はこれから先も並大抵のことでは折れないでしょう。
現役生活をトータルで考えた時に、最終的に数字を伸ばすのは挫折を経験して強くなった清原だと思います。

幸い清原は自らの口で「次は600号」という発言をしています。
500号で燃え尽きるとは微塵も思っていないはずです。

今のペースで打ち続ければ、3年後の2008年シーズン中には600号に到達します。
さらにもう2年打ち続けることができれば、2010年に野村克也の657号を抜いて歴代2位に躍り出ます。
実力のある選手は皆メジャーに行くため、大記録の更新はほぼ不可能な時代になっています。
だからこそ立浪の3000本安打同様、清原には本塁打記録更新の夢を見せ続けてほしいです。

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孤独なエース

3月26日 VSオリックス  8回1失点 3-2 勝敗つかず
4月2日  VS楽天     8回5失点 3-5 ●
4月8日  VSソフトバンク 7回1失点 8-2 ○
4月15日 VSオリックス  8回2失点 1-2 ●
4月22日 VSソフトバンク 8回2失点 0-2 ●

登板5試合 1勝3敗 防御率2.03


以上は貧打の楽天のエース岩隈の成績ではありません。
強打の西武のエース松坂の成績です。

松坂が投げた5試合の平均得点は3点。
白星がつかなかった試合に限っていえば、1.75点です。
「勝ちたいなら全試合0点に抑えろ!」とでも言うんでしょうか?

なぜ松坂が投げると西武打線は沈黙するのか?
それも今年に限ってではなく、去年から続いている現象なのです。
去年は1-0で完封勝ちした試合が2~3試合はあったと思うし、打線が3得点以下しかとれずに投げ勝った試合も相当あったはずです。
去年松坂は10勝していますが、普通の投手なら5~6勝で終わっていた可能性が高いのです。

こういう議論をすると決まって「松坂は投球リズムが悪くて打線を乗らせるの下手」と言う人がいます。
果たして本当にそうなのでしょうか?
たしかに1~3年目の松坂はコントロールが悪くて四球数が多く、スリーボールまでカウントを稼いでしまうことも多く、それが原因で球数が増えてしまうケースがよくありました。
しかし4年目以降は、ストライクが先行するようになり、完投しても大体130球程度で抑えられています。
それどころか、状況に応じて三振狙い、凡打狙い、或いは併殺狙いの投球を使い分けており、12球団有数の好リズムの投手であるといえます。

もう僕には松坂が投げると、打線が油断をして打てなくなるとしか思えません。
僕は今年も西武を優勝候補にあげていますが、これは松坂が20勝近く勝つと仮定して立てた予想です。
しかしこれでは20勝どころか20敗しそうな勢いです。
今季30試合に登板すると仮定すれば、単純計算で6勝18敗になります。

「今は我慢の時です」という、一見すると優等生発言といえるコメントが、今の松坂の苛立ちを示しているような気がします。
2年連続で打線に協力してもらえないんじゃ、今すぐにでもメジャーに行った方がいいです。
6勝18敗、防御率1位、奪三振1位の成績を引っさげてメジャーデビューというのもいいんじゃないですか?

西武打線、いい加減にしてほしいです。

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自分はいったいどこのファンなのか?

世間一般的には「直=巨人ファン」というイメージがあるようですが、2004年より巨人ファンは凍結しています。
じゃあ今の自分はいったいどこのチームのファンなのか?
去年、今年と「西武ファンになる」と話してはいるのですが、実際どこのファンなのかはシーズンがはじまってみなければ分かりません。
2005年のペナントレースが2~3週間を終えてハッキリ言えるのは以下のことです。

勝つと嬉しいチーム
1位 西武
2位 横浜
3位 千葉ロッテ

勝つと悔しいチーム
1位 阪神
2位 ソフトバンク

負けると嬉しいチーム
1位 阪神
2位 巨人
3位 ソフトバンク

負けると悔しいチーム
1位 横浜

素直な感情を表すと、こんな感じになります。
これを見る限りは、僕は横浜ファン、西武ファンで、アンチ阪神、ソフトバンク、巨人ということになるのかもしれませんが、単純にそうとも言い切れません。
西武を応援するのは、単に松坂がいるチームというだけ。
実際に僕は西武ファンクラブに入会していますが、これは「西武ファンだから」ではなく、「ファンクラブに入会すれば無料チケットなどのお得な特典がたくさんつく。そうすれば松坂の投げる試合を効率よく見られる」という理由にすぎません。

そして確実にアンチと言えるのが阪神になります(笑)
2003年のコンプレックスが未だに癒えないようです。
巨人は置いといて、ソフトバンクは決して嫌いではないのです。
ただ、西武を1位に予想している都合上、ライバルのソフトバンクがつまずいてくれるとちょっと嬉しかったりするだけです。
それは横浜と千葉ロッテにも言える感情で、両チームを3位に予想している都合上、勝ってくれるととっても嬉しいのです。
おそらく僕の両チームへの感情は「ファン」ではなく、ただ単に評論家としての都合上の感情なのだと思います。

ここで問題になってくるのが巨人です。
「もう巨人ファンは辞める」と言ってはいるものの、本当にそうなのかはシーズンがはじまってみなければ分かりません。
2~3週間が経過した現在、正直言うと巨人の試合は気になります。
新聞やネットでほぼ真っ先に目が行くのが巨人の勝敗です。
ところが、なぜか勝っても何とも思わないし、負けると嬉しいという「興味」と「感情」が矛盾した状態になっています。
自分でも理解し難いこの感情。
でも今日弟を相手に「また巨人ファンに戻りたいなぁ」とポロッともらしたのが本音なのだと思います。
僕はただ今の巨人が嫌いなだけであって、例えば堀内が辞めて原や江川が監督になる、などの何かしらの変化があれば、また純粋に巨人を応援できるような気がするのです。
巨人ファンを辞めて2年目になりますが、また東京ドームのライトスタンドで心の底から巨人を応援したいという気持ちは常に持ち続けています。

結論を言いますと、今の自分には「ファン」と言えるチームはありません。
ただファンではないけれど、最も気になるチームは巨人なのだと思います。

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嗚呼懐かしき大魔神

5試合連続救援失敗。
普通の投手ならクローザー降格どころか、2軍落ちです。

元巨人の河原のことではありません(笑)
元大魔神、横浜の佐々木のことです。
開幕から2戦連続でサヨナラ負け、去年から続けて5試合連続で救援失敗となりました。
'98年の憎っくき大魔神時代が懐かしいですね。
しかもタイミングの悪いことに、ちょうど加奈子騒動の真っ只中でもありますからね。
榎本加奈子って僕と同年齢ですから、佐々木とは干支一周以上のひらきがありますよ。
僕が「加護かわいい」と言っているの以上にやばいですよ。
…ってここは野球コラムでしたね。すみません。

体力&気力ともにもう限界かなぁ、という感じはします。
ただ残念だったのは、メジャーで活躍していた頃の佐々木のピッチングを一度も日本で見ていないことですね。

佐々木はメジャーに行ってから明らかに投球スタイルが変わりました。
スピードは145km前後に落ち込み、そのかわりに外角低めにスーッと糸を引くようなストレートが増えました。
球威とフォークで攻める投球スタイルから、コントロール重視のスタイルにモデルチェンジしていたのです。
それが良いのか悪いのかは分からず、ただメジャーで平均防御率3点という結果が残っていたのは事実です。
日本での大魔神を知っている自分としては物足りない数字だとは思っていましたが、果たしてそのモデルチェンジした佐々木が日本でどの程度の数字を残せるのかという興味はありました。
純粋にメジャーと日本との実力差を計れるチャンスだと思っていました。
だって全盛期のまま、日本に戻ってくるメジャーリーガーっていないじゃないですか?
それだけに佐々木には期待していたのですが…。

戻ってきたらストレートは140km前後。
今年に至っては135kmですよ。
結局、メジャーの大魔神を日本で見ることができなかったのが残念です。
これもやっぱり加奈子が影響してるんでしょうかね。
皆さん、女性選びは慎重に…。ってどういうコラムだよ?(笑)

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堀内のちぐはぐ采配

先週のパ・リーグに続き、今週はセ・リーグも開幕をしました。
今年は例年以上にテレビで野球を観る機会が減ります。
ハッキリ言って週に1~2回観れるかどうかくらいでしょう。
しかし、10年以上も野球を観続けていると、結果のデータを見るだけで大方試合の流れというのは分かってきます。
巨人の開幕2連敗を見る限りは、ああ今年も戦力は整っているのに堀内のちぐはぐ采配で巨人は優勝できないな、というのが僕の率直な感想です。

まず開幕戦で驚いたのが、上原の7回降板ですよね。
いくら調整不足、オープン戦でほとんど投げていないとはいえ、エースが86球で降板なんてありえませんよ。
ただの86球ではありません。被安打4、無四球、1失点という好投での86球降板です。

スコアを見ると、7回裏の上原の打席で清水に代打を送っています。
チームで最もヒットを打つ能力があるのにレギュラーを外された清水に気を使ったのでしょうか?
でも今年もチームの課題はリリーフ投手ですよね?
それなら完投能力のある投手は、130球程度までなら交代せずに投げさせるべきなのではないでしょうか?

このちぐはぐぶりはオープン戦からはじまっていたように思えます。
久保、内海、林、真田あたりは、最後まで先発、リリーフを固定されずに色んな場面で試されていました。
そのため、上原、工藤、木佐貫、高橋尚あたりの先発陣が長い回を投げないまま開幕を迎えています。
原監督がそうだったように、ある程度はキャンプのうちに投手陣の役割を分担して、起用法を本人に伝えるべきだと思います。
そしてオープン戦では先発は4試合、リリーフはその倍くらいは登板させて調整すべきなのです。
(オープン戦で3試合しか投げていない横浜の佐々木はまたしても炎上してましたね。あれは明らかな調整不足です)

僕が監督になったら真っ先に行うのは、投手へ起用法を伝えることですね。
先発なら1試合100~120球で中4~5日で使う。
中継ぎは、1年間フルに1軍登録された場合、50~60試合の登板、週に最低1試合、3連投はさせない、1試合マックス3イニングなどなど。
抑えは、年間50~60試合、週に最低1試合、基本は1イニング限定だがマックスで2イニング、4連投はさせない。
こんな感じ投手陣に明確な起用法を伝えますよ。

今年は堀内采配で何試合を落とすんでしょうね?
打線も投手陣も守備も12球団トップレベルの質を誇っているだけにもったいない…。

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